立場が変われば見えるものは変わってくる。僕らは、ある種のフィルターを通して現実を覗いているのだ。 今年は、マドリー以外で一番見てきたのがユーベだった。そんな両チームがぶつかったのは偶然なのか?必然なのか?そういうのは置いといて。実験をしよう…
ジャイアントキリング。伏兵ポルトが、優勝候補に一泡吹かせることに成功した。注目点は、ポルトが攻守においてバイエルンを圧倒したことだ。バイエルンはボールを上手く繋ぐことが出来ず、ボールを上手く保持できなかった。グアルディオラのチームは、ボー…
前回は、ユヴェントスの二年間の成長を中心にドルトムント戦を見ていった。ではこの試合には戦術的駆け引きはなかったのだろうか?いや、そんなことはない。アッレグリ監督は、巧妙な罠を仕掛けた。ドルトムントの良さを消しつつ、こちら側の長所が活きるよ…
歴史は繰り返されるのだろうか?ドイツのチームにブラジルのチームが大差で打ちのめされる。スコアの7という数字でブラジルW杯を思い出さなかった人はいないだろう。シャフタールはウクライナのチームにも関わらず、その多くをブラジル人が担っている。これ…
2試合続けてのユヴェントス。ピルロとポグパが負傷でいない。その影響からか?それともローマ対策なのか?今日は3ー5ー2で戦う。前回の対戦で触れたように、3ー5ー2システムとローマの4ー3ー3はマークがしっかり噛み合ってしまうのであった。前回…
二年前、ハインケンスの最高傑作であるバイエルンミュンヘンに叩き潰された。ただ、負けたわけではない。自分たちらしさを全く発揮できなかったのだ。その原因はバイエルンのプレッシングにあった。そして、今回は同じようなチーム、ドルトムントとの対戦に…
バレンシアの選手の動かし方が面白かったのでメモ書き。継続して見てもいいかもしれない。フォーメーションの機能美。それは、ユヴェントスやレアルマドリードと同じような選手の動かし方をする。僕の本家のブログを読んでいる方はわかってくれていると思う…
継続して見ているマドリーと違って、こちらの試合はビックマッチ、もしくは発見があった試合が中心になる。継続して見ている試合の場合、些細な変化を見逃さないように心掛けている。それがたまることでプレーモデルが大きく変わるのは、往々にして良くある…
プレミアリーグらしいインテンシティの高いゲームになった。インテンシティとはプレー強度のことを言う。ボールを失ったら、素早くプレッシャーをかけれるか。プレッシャーがかかった状態でも速く正確にパスを繋げることができるか。ボールを繋ぐことができ…
この試合ではメッシ、ネイマール、スアレスの3トップが爆発。アトレティコのDFを攻略し、昨年の宿題をクリアした。3トップの活躍は、ラキティッチとアウヴェスの献身的なプレーのおかげであった。 アトレティコマドリードは4ー6ー0型で守備をセット。守…
僕が最初にビックリしたのは、そのスピード感である。攻守の切り替えのスピード、攻撃の仕掛けの早さは尋常じゃない。両チームともにそんな感じなので、とても面白い流れになっているなあと。そんな中、特に感じたのはスペースが結構あるということだ。プレ…
ローマが格段に悪かったとも思えない。かといってシティが特別な準備をしたとも言えない。結果はシティの2ー0。ホームでの借りを返した。両チームの結果に差が出たのは何故か?それを考えたい。シティは4ー4ー2で守備をセット。プレッシングでローマの…
セリエのサッカーが盤上の駒のやり合いである。プレミアのチームはそれとは全く違うものだ。その1つとしてプレースピードというものがある。攻守の切り替え(トランジション)が上のチームが勝つ。そういう意味では、プレミアらしい闘いぶりでドルトムントを…
アトレティコに完敗したオリンピアコス。その原因は何だったのか?原因はスピードの差にあった。アトレティコの方が速く正確にプレーしていた。オリンピアコスはそのスピードについていけなかった。アトレティコはボールを奪われたら直ぐ様、ボールを奪い返…
実は何度かアッレグリのユヴェントスについて書いていたのだが上手くまとまりきらなかった。ローマ戦でのプレッシングでビルドアップを封じたのは記憶に新しい。ディフェンス面での変化だけでなく、攻撃面にも注目してみよう。ということでラツィオ戦である…
僕がひそかに期待をしていた、見るのを楽しみにしていたチームがある。それはチェルシーだ。モウリーニョの二年目のチームが文句なしに強いからだ。本人も「私のチームは二年目が一番強い」と認めている。加えて、今年の補強が魅力的だったからだ。CL準優勝…
セリエA上位対決。CLがないナポリとCLでボコボコにされたローマ。目指すは打倒ユベントス。そんな両チームの一戦は思いもよらぬ、大差がついてしまう。結果だけではない。注目すべきは、ローマがほとんど効果的にボールを運べなかったことにある。何故ローマ…
ちょうど、このブログでグアルディオラ以降のバルセロナを考えるという企画をやっていた。グアルディオラの理想を考えるために、バルセロナの変化を見てきた。過去の試合を焼き直ししていたわけだ。そんな企画にはおあつらえ向きな試合である。グアルディオ…
メンバーにカンテラ軍団を並べてきたビラノバ。ピントとアウヴェス以外は、全員カンテラーノというのは少し異常だ。バルセロナのバルセロナらしさに賭けてきたのか。 バルセロナに合わせて臨機応変に形を変えることで対応したバイエルンミュンヘンだったが、…
僕がこの試合について書くのは3回目になる。それだけ記憶に残っているのか。印象に残った思い入れのある試合だということは確からしい。世間ではバルセロナ終焉説が流れたのもこの試合が終わってからだった。まずは両チームのメンバーのマッチアップを確認…
優勝争いが最終節までもつれ込んだ昨年。奇しくも直接対決である。滅多にない珍しい機会。お互いガチンコであった。最もアトレティコはジエゴ・コスタ、アルダが次々に負傷する自体に陥る。 本家・本元の4ー6ー0の使い手アトレティコマドリード。弱点は一…
バルセロナはどうして機能しなくなったのか?前回発見したのは、マンマークによってサイド攻撃を機能させなくしたものであった。要は何処までもついていくことによって、フリーでボールを持たせない。フリーの選手を作らせない方法論だ。マッチアップを固定…
見事にバルセロナを撃破したパリ。それはパリの準備が良かったからだ。準備したのは、自分のマークを明確にすること。数的同数を揃えることでバルセロナにボールを進ませなかった。パリのフォーメーションはカバーニを左サイド、パストーレを中央、ルーカス…
見事にバルセロナを撃破したパリ。それはパリの準備が良かったからだ。準備したのは、自分のマークを明確にすること。数的同数を揃えることでバルセロナにボールを進ませなかった。パリのフォーメーションはカバーニを左サイド、パストーレを中央、ルーカス…
かつてのモウリーニョとグアルディオラのやり合いを思い出す一戦。ドイツで言えば、バイエルンミュンヘンとドルトムント。戦術的には非常に高度な試合となった。また、非常に残念なのは審判の判定により両チームのバランスが崩れ、熱くなりすぎてしまった。…
偶然にもこの2チームは何度かブログに登場している。(それは果たして偶然なのか…。)何度かレアルマドリードと対戦しているからだ。僕にとって都合がいいのは、両チーム共に馴染みがあり、勝手知ったるところだ。簡単に言ってしまえば、仕組みを知っているか…
サッカーの攻撃パターンは大雑把に言ってしまえば二種類である。時間を使うのか?スペースを使うのか?このどちらかになる。大切なのは、相手の守備の形に合わせて形を変えることである。どちらかが優れているわけでも劣っているわけでもないのだ。 ■ゾーン…
ボールを持てないアーセナル。走るドルトムント、そのようなイメージになったこの試合。何故、アーセナルはボールを持てなかったのだろうか?ドルトムントは4ー4ー2の形で相手陣形からプレッシングを仕掛ける。狙いはコシェルニーとメルデザッカー。この…
「人生で最悪の試合をしてしまった。この敗戦は、僕らの生涯にずっとついてまわるだろう」これはフレッジが試合後に語った言葉である。この言葉が僕の頭から離れない。ブラジルの予想外の大差での敗退。わずか6分間での4失点に僕らは答えを求めている。残…
僕は、2008年のユーロからドイツ代表を応援していた。そのアグレッシブなディフェンスからスピードある攻撃が好きだったからだ。その組織力、完成度の高さはとても魅力的だった。そして、2010年のW杯でもそれは変わらなかった。そこでは、多くの若手選手が登…