2015-01-01から1年間の記事一覧

ユヴェントスvsレアルマドリード~ポジティブトランジションの設計図から考えるアッレグリのゲームプラン『何故ユヴェントスは走るのか?』~

立場が変われば見えるものは変わってくる。僕らは、ある種のフィルターを通して現実を覗いているのだ。 今年は、マドリー以外で一番見てきたのがユーベだった。そんな両チームがぶつかったのは偶然なのか?必然なのか?そういうのは置いといて。実験をしよう…

CLの挑戦・ポルトvsバイエルン~飛車、角落ち・ロベリー欠場の影響~

ジャイアントキリング。伏兵ポルトが、優勝候補に一泡吹かせることに成功した。注目点は、ポルトが攻守においてバイエルンを圧倒したことだ。バイエルンはボールを上手く繋ぐことが出来ず、ボールを上手く保持できなかった。グアルディオラのチームは、ボー…

CLの挑戦・ドルトムントvsユヴェントス~アッレグリの仕掛けた罠とプランB~

前回は、ユヴェントスの二年間の成長を中心にドルトムント戦を見ていった。ではこの試合には戦術的駆け引きはなかったのだろうか?いや、そんなことはない。アッレグリ監督は、巧妙な罠を仕掛けた。ドルトムントの良さを消しつつ、こちら側の長所が活きるよ…

CLの挑戦・バイエルンミュンヘンvsシャフタールドネツク~グアルディオラから学ぶゾーンの崩し方~

歴史は繰り返されるのだろうか?ドイツのチームにブラジルのチームが大差で打ちのめされる。スコアの7という数字でブラジルW杯を思い出さなかった人はいないだろう。シャフタールはウクライナのチームにも関わらず、その多くをブラジル人が担っている。これ…

セリエの冒険・ローマvsユヴェントス~意地と貫禄・SBの裏のスペースを巡る攻防~

2試合続けてのユヴェントス。ピルロとポグパが負傷でいない。その影響からか?それともローマ対策なのか?今日は3ー5ー2で戦う。前回の対戦で触れたように、3ー5ー2システムとローマの4ー3ー3はマークがしっかり噛み合ってしまうのであった。前回…

CLの挑戦・ユヴェントスvsドルトムント~二年前の宿題~

二年前、ハインケンスの最高傑作であるバイエルンミュンヘンに叩き潰された。ただ、負けたわけではない。自分たちらしさを全く発揮できなかったのだ。その原因はバイエルンのプレッシングにあった。そして、今回は同じようなチーム、ドルトムントとの対戦に…

ライバルの動向・バレンシアvsセビージャ~ポジションチェンジの機能美とシステムの噛み合わせ~

バレンシアの選手の動かし方が面白かったのでメモ書き。継続して見てもいいかもしれない。フォーメーションの機能美。それは、ユヴェントスやレアルマドリードと同じような選手の動かし方をする。僕の本家のブログを読んでいる方はわかってくれていると思う…

セリエの冒険・ナポリvsユヴェントス~両チームの差はどこにあるのか?~

継続して見ているマドリーと違って、こちらの試合はビックマッチ、もしくは発見があった試合が中心になる。継続して見ている試合の場合、些細な変化を見逃さないように心掛けている。それがたまることでプレーモデルが大きく変わるのは、往々にして良くある…

プレミアリーグの研究・エヴァートンvsシティ~躍動するシルバとシティの弱点~

プレミアリーグらしいインテンシティの高いゲームになった。インテンシティとはプレー強度のことを言う。ボールを失ったら、素早くプレッシャーをかけれるか。プレッシャーがかかった状態でも速く正確にパスを繋げることができるか。ボールを繋ぐことができ…

ライバルの動向・バルセロナvsアトレティコマドリード~変わりつつあるメッシの役割~

この試合ではメッシ、ネイマール、スアレスの3トップが爆発。アトレティコのDFを攻略し、昨年の宿題をクリアした。3トップの活躍は、ラキティッチとアウヴェスの献身的なプレーのおかげであった。 アトレティコマドリードは4ー6ー0型で守備をセット。守…

プレミアリーグの研究・チェルシーvsトッテナム~インテンシティとは?攻守の切り替えスピード~

僕が最初にビックリしたのは、そのスピード感である。攻守の切り替えのスピード、攻撃の仕掛けの早さは尋常じゃない。両チームともにそんな感じなので、とても面白い流れになっているなあと。そんな中、特に感じたのはスペースが結構あるということだ。プレ…