2014-01-01から1年間の記事一覧
ローマが格段に悪かったとも思えない。かといってシティが特別な準備をしたとも言えない。結果はシティの2ー0。ホームでの借りを返した。両チームの結果に差が出たのは何故か?それを考えたい。シティは4ー4ー2で守備をセット。プレッシングでローマの…
セリエのサッカーが盤上の駒のやり合いである。プレミアのチームはそれとは全く違うものだ。その1つとしてプレースピードというものがある。攻守の切り替え(トランジション)が上のチームが勝つ。そういう意味では、プレミアらしい闘いぶりでドルトムントを…
アトレティコに完敗したオリンピアコス。その原因は何だったのか?原因はスピードの差にあった。アトレティコの方が速く正確にプレーしていた。オリンピアコスはそのスピードについていけなかった。アトレティコはボールを奪われたら直ぐ様、ボールを奪い返…
実は何度かアッレグリのユヴェントスについて書いていたのだが上手くまとまりきらなかった。ローマ戦でのプレッシングでビルドアップを封じたのは記憶に新しい。ディフェンス面での変化だけでなく、攻撃面にも注目してみよう。ということでラツィオ戦である…
僕がひそかに期待をしていた、見るのを楽しみにしていたチームがある。それはチェルシーだ。モウリーニョの二年目のチームが文句なしに強いからだ。本人も「私のチームは二年目が一番強い」と認めている。加えて、今年の補強が魅力的だったからだ。CL準優勝…
セリエA上位対決。CLがないナポリとCLでボコボコにされたローマ。目指すは打倒ユベントス。そんな両チームの一戦は思いもよらぬ、大差がついてしまう。結果だけではない。注目すべきは、ローマがほとんど効果的にボールを運べなかったことにある。何故ローマ…
ちょうど、このブログでグアルディオラ以降のバルセロナを考えるという企画をやっていた。グアルディオラの理想を考えるために、バルセロナの変化を見てきた。過去の試合を焼き直ししていたわけだ。そんな企画にはおあつらえ向きな試合である。グアルディオ…
メンバーにカンテラ軍団を並べてきたビラノバ。ピントとアウヴェス以外は、全員カンテラーノというのは少し異常だ。バルセロナのバルセロナらしさに賭けてきたのか。 バルセロナに合わせて臨機応変に形を変えることで対応したバイエルンミュンヘンだったが、…
僕がこの試合について書くのは3回目になる。それだけ記憶に残っているのか。印象に残った思い入れのある試合だということは確からしい。世間ではバルセロナ終焉説が流れたのもこの試合が終わってからだった。まずは両チームのメンバーのマッチアップを確認…
優勝争いが最終節までもつれ込んだ昨年。奇しくも直接対決である。滅多にない珍しい機会。お互いガチンコであった。最もアトレティコはジエゴ・コスタ、アルダが次々に負傷する自体に陥る。 本家・本元の4ー6ー0の使い手アトレティコマドリード。弱点は一…
バルセロナはどうして機能しなくなったのか?前回発見したのは、マンマークによってサイド攻撃を機能させなくしたものであった。要は何処までもついていくことによって、フリーでボールを持たせない。フリーの選手を作らせない方法論だ。マッチアップを固定…
見事にバルセロナを撃破したパリ。それはパリの準備が良かったからだ。準備したのは、自分のマークを明確にすること。数的同数を揃えることでバルセロナにボールを進ませなかった。パリのフォーメーションはカバーニを左サイド、パストーレを中央、ルーカス…
見事にバルセロナを撃破したパリ。それはパリの準備が良かったからだ。準備したのは、自分のマークを明確にすること。数的同数を揃えることでバルセロナにボールを進ませなかった。パリのフォーメーションはカバーニを左サイド、パストーレを中央、ルーカス…
かつてのモウリーニョとグアルディオラのやり合いを思い出す一戦。ドイツで言えば、バイエルンミュンヘンとドルトムント。戦術的には非常に高度な試合となった。また、非常に残念なのは審判の判定により両チームのバランスが崩れ、熱くなりすぎてしまった。…
偶然にもこの2チームは何度かブログに登場している。(それは果たして偶然なのか…。)何度かレアルマドリードと対戦しているからだ。僕にとって都合がいいのは、両チーム共に馴染みがあり、勝手知ったるところだ。簡単に言ってしまえば、仕組みを知っているか…
サッカーの攻撃パターンは大雑把に言ってしまえば二種類である。時間を使うのか?スペースを使うのか?このどちらかになる。大切なのは、相手の守備の形に合わせて形を変えることである。どちらかが優れているわけでも劣っているわけでもないのだ。 ■ゾーン…
ボールを持てないアーセナル。走るドルトムント、そのようなイメージになったこの試合。何故、アーセナルはボールを持てなかったのだろうか?ドルトムントは4ー4ー2の形で相手陣形からプレッシングを仕掛ける。狙いはコシェルニーとメルデザッカー。この…
「人生で最悪の試合をしてしまった。この敗戦は、僕らの生涯にずっとついてまわるだろう」これはフレッジが試合後に語った言葉である。この言葉が僕の頭から離れない。ブラジルの予想外の大差での敗退。わずか6分間での4失点に僕らは答えを求めている。残…
僕は、2008年のユーロからドイツ代表を応援していた。そのアグレッシブなディフェンスからスピードある攻撃が好きだったからだ。その組織力、完成度の高さはとても魅力的だった。そして、2010年のW杯でもそれは変わらなかった。そこでは、多くの若手選手が登…
ブラジルはコロンビアに対して、ボールポゼッションで挑んできた。これには、面を喰らった。何故なら、今までのブラジル代表とは違うからだ。おそらく、コロンビアもそうだろう。 コロンビアの長所は、サイドバックを使った攻撃構築にある。サイドで数的優位…
サッカーにおいて、ボールを奪うことは得点を取ることと同意義である。サッカーにおいて一番得点が動くシーンは、攻守の切り替えから起こる。攻撃的チームは、ボールをどこで奪うか、どうやって奪うかを設定することが大切になってくるのだ。つまり、得点を…
真実は時に残酷である。だが、それを僕らは受け入れなければならない。受け入れることが強さに繋がる。僕のやってきたことは日本代表の試合を通常と逆の時間系列で見ていくことである。それは、コートジボワール戦での疑問に答えるためであった。多くの謎が…
試合は時に、非論理的な展開を迎える。僕がやっているのは所詮、机上の空論なのだから。論理的に正しいことがピッチに起こるとは限らない。何故ならそのチームにできることと出来ないことがあるからだ。片方のチームは出来ることを最大限にやり、もう片方は…
真実を探求することは難しい。僕らの目は曇っていて、惑わされ、そして見逃していく。大事なのは安易に流されないことであり、自分の頭で考えることである。何故なら、人間は絶えず、人の影響を受ける動物なのだから。これを書いている僕もおそらく誰かの影…
この記事は僕の試合の記録を遡っていったものである。全ての結果が出た後に、話を進めるのはいささかフェアでない。それでも僕が話をしたいのは、日本に起こったことを正しく解釈し、説明したいからだ。日本代表は数多くの謎を残していった。その謎を解き明…
今大会はヨーロッパサッカーファンにとっては受難の大会になりそうだ。なんといっても大本命のスペインの脱落は、僕達にとってあまりに衝撃的過ぎた。イタリアの敗北、イングランドの敗退も続いて頭を抱えてしまう。特にマドリディスタである僕にとっては受…
W杯は未知の世界だ。誰がコスタリカの躍進を予想できたか?前回王者スペインもあえなくグループリーグで姿を消した。こんな展開は予想できなかった。目立つのは、ジャイアントキリングである。そして南米勢の好調だ。確かに南米独特の気候で選手たちが、コン…
イタリアと言えばカテナチオ、イングランドと言えばロングボール。そんなイメージを払拭するような試合になった。また両チーム共にクラブチームの色合いを濃くしたようなチーム編成になっている。イタリアはユヴェントス。イングランドはリバプール。代表チ…
偶然にも、前回の決勝と同じ顔ぶれになった。オランダはだいぶ選手が入れ替わっている。対してスペインはたいして変わっていない。多くのサッカーファンの注目を集めたこの試合。試合内容もまた衝撃的だった。結果もそうだ。サッカーはやはり極上のエンター…
いよいよ運命の戦いが始まる。4年間の集大成だ。日本は世界にどれくらい通用するのか?その答え合わせである。普段日本代表の選手達を追いかけていない僕でも気持ちが高ぶるのはやはり、僕が日本人だからだろう。DNAがそうさせるのだ。急に日本代表につい…